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新学年が開始に:スマホ学内使用禁止の導入始まる

新学年が9月1日に始まった。1200万人程度の小中高校生が全国で登校日を迎えた。ただ、地中海沿岸のブーシュデュローヌ県及びバール県では、集中豪雨の被害のため特別に初登校日が2日に延期された。

ボルヌ教育相は同日、民放ラジオ局RTLとのインタビューに応じた機会に、この新学年には2500人分の教員に欠員があることを認めた。これは時間数にして0.7%の不足に相当する。ただし、教育相は、昨年に比べて生徒数は10万人程度減っており、2025年予算において予定されていた4000人分の教員削減を回避できたため、実質的な教員不足はないと説明した。

これと関連して、この新学年からは、小学校及び中学校において、スマホの学校内使用を禁止する制度の本格的な適用が始まった。方法は様々だが、生徒が持ち込むスマホをロッカーに預けさせたり、使用不可になるよう袋に入れて下校までは開けられないように手配するなどして、学校内ではスマホを操作できないようにする。12月末までにはすべての学校で実施される。政府は、サイバーいじめの抑止などもにらみつつ、この措置の導入を決めた。

KSM News and Research