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マクロン大統領の支持率、9月に17%と最低記録を更新

レゼコー紙が9月5日付で発表した月例調査によると、マクロン大統領の支持率は9月に17%となり、前月比で4ポイント低下した。2017年5月に就任して以来で最低記録を更新した。

この調査では、「政策遂行において信頼するか」という問いの答えを集計して支持率を算定している。調査では、全体の76%の人が大統領を「信頼しない」と回答。こちらは前月比で3ポイント上昇した。「まったく信頼しない」と答えた人も48%と半数近くに上った。

バイルー内閣の退陣がほぼ確実となる中で、政府への不満がマクロン大統領に集中する構図となっている。従来の支持層の大統領離れも甚だしく、2022年の大統領選挙第1回投票でマクロン大統領に投票した人に限ると、支持率は14ポイントの大幅低下を記録し、初めて45%と過半数を割り込んだ。主な支持層である管理職における支持率も20ポイントの大幅低下を記録し、17%に後退した。

バイルー首相の支持率は前月と同じ12%となり、最低の水準に低迷した。バイルー首相は就任時から支持率が20%と極めて低く、国民の間で支持が広がることはなかった。

KSM News and Research