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パリ国立自然史博物館で金塊6キロが盗難

9月15日夜から16日の未明にかけて、パリ5区の国立自然史博物館に窃盗団が押し入り、展示室から天然の金塊数片、合計約6キロを盗み去った。金塊は国の所有で、同博物館に保管・展示されていた。金相場に換算すると被害額は60万ユーロ相当だが、その歴史的・資料的な価値は計り知れないという。博物館は当面閉鎖される。

16日の朝に出勤した清掃員が、金塊がなくなっているのを発見した。組織的窃盗事件として捜査が開始された。現場に残された遺留品から、窃盗団はバーナーで防弾ガラスを焼き切り、ノコギリで非常扉を切断したと見られる。

博物館・美術館の警備問題は深刻度を増している。9月初めにも、リモージュのアドリアン・デュブーシェ国立陶磁器博物館が侵入窃盗に遭い、数百万ユーロ相当の被害を被った。

KSM News and Research