10月2日(木)に全労組の呼びかけによる抗議行動が行われる。9月18日に行われた前回の抗議行動に比べて規模は小幅になる見通しだという。
仏国鉄SNCFでは、4労組(CGT、UNSA、SUD-Rail、CFDT)の共通の呼びかけでストが行われる。高速鉄道(TGV)は平常通りに運行を確保、一部地域のローカル線(TER)と長距離在来線(アンテルシテ)の一部では運行に支障が出る見込みという。他方、パリ首都圏のSNCFによる公共交通機関にはより大きな支障が出る。RER(郊外連絡急行列車)のD及びE線と、ローカル線(トランシリアン)のL、N、R、Uの各線では運行が乱れる。RERのC線とトランシリアンH線でもわずかに運行が乱れる。半面、RERのB線はほぼ通常通りの運行が確保される見込み。RATP(パリ交通公団)では、メトロ、バス、トラムとRERのA線のすべてで、特筆すべき影響はない見通しとなっている。
教員のスト参加率は、幼稚園・小学校で10%前後となり、9月18日の前回ストの17.48%と比べて低めとなる。中学校・高校も同じ傾向だという。
前回スト時には、全国の薬局が休業となったが、ルコルニュ首相が後発医薬品に関する改正の撤回に応じたことから、薬局は今回の抗議行動には合流しない。半面、労組CFDTの呼びかけで、医療機関においてはストが予定されている。このほか、地方公務員部門と公共サービス部門(水道、郵便等)でストが予定されている。