フランス人の平均身長は2世紀近く前から、10年ごとにほぼ1cmずつというハイペースで伸びてきたが、近年は伸びが鈍化している。現在は18歳の男性で1.80m、女性で1.65mに達しているという。1896年には18歳の男性で1.6641m、女性で1.5534mだったのが、100年後の1996年にはすでに男性で1.7974m、女性で1.6488mに達していた。いつまでも伸び続けられるわけではなく、一定の高さで頭打ちになると予想されている。
身長が伸びた原因としては、栄養・健康状態や環境の改善があげられている。環境汚染や不健康な食生活の影響が強まれば、今後は逆に身長が低くなる可能性も考えられるという。
なお、欧州諸国中で平均身長が最も高いのはオランダで、男性で1.83m、女性で1.69m。逆に低いのは南欧諸国で、例えばスペインでは男性で1.77mという。