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毒殺麻酔医のペシエ被告人に終身刑判決

ドゥー県重罪院は12月18日、患者30人に毒物を投与して12人を殺害した疑いで起訴された麻酔医フレデリック・ペシエ被告人(53歳)に求刑通り終身刑(最低服役期間22年)と医師免許剥奪を言い渡した。在宅のまま起訴された被告人は判決後、初めて収監された。被告人は控訴を予告している。

判決によると、ペシエ被告人は2008年から2017年にかけて、当時勤務していたブザンソンの2ヵ所の民間病院で4歳から89歳までの患者30人に毒物を投与し、12人を死なせた。目星をつけた患者の点滴薬を、カリウムや部分麻酔薬、アドレナリン、抗凝固薬ヘパリンなどを注入した点滴薬とすり替え、心肺停止や出血を引き起こしていた。検察によると、被告人は、一方的に自分と問題があるとみなした同僚の医師らを「心理的に攻撃」するため、その同僚が担当する患者を標的にしていた。被告人は、勤務先の病院で毒殺案件があったことは認めたが、自分が毒を盛ったことは終始否定し、無罪を主張した。しかし、裁判所は判決で、12件の殺人および18件の殺人未遂の全てで有罪と認定した。検察は「フランスの犯罪史上最大の犯罪者のひとり」と形容している。

KSM News and Research