内務省は1月27日、2025年の移民等統計を公表した。これによると、不法滞在者の正規化件数は2万8610件となり、前年比で10.1%の減少を記録した。同年10月まで在任のルタイヨー内相が正規化の要件を強化したことの影響と考えられる。他方、不法滞在者の国外退去処分は2万4985件となり、こちらは前年比で15.7%の増加を記録した。不法移民対策を強化した効果とみられる。不法滞在者の摘発件数も30%増を記録。アルジェリア人(52%増)、チュニジア人(33%増)などで増加が目立った。
初回滞在許可証の発行件数は38万4230件となり、前年比で11.2%増加した。人道的理由による発行が65%増の9万2610件となり、これが全体の増加の主因となった。家族呼び寄せは9万1100件とほぼ前年並みだった。学生が最も多く11万7970件を記録(6.4%増)。国籍別では、中国、米国、カメルーンで全体の半数以上を占めるという。他方、就労等を目的とする者への発行は12.6%の減少を記録した。 難民申請数は15万1665件となり、前年比で3.7%減少。申請が認められる比率は50%余りとなり、これは、5、6年前の40%程度と比べて上昇している。出身国はウクライナ、コンゴ民主共和国、アフガニスタンの順。帰化件数は6万2235件となり、前年比で6.8%減少した。こちらも、ルタイヨー内相時代に条件が厳格化されたことの影響とみられる。