公共交通機関の運営で仏大手のケオリス(仏国鉄SNCF傘下)は、シャトールー市内の試験場で、自動運転シャトルバスの試験運転を進めている。2026年9月に路線バスにおいて商業運転を行う計画。
シャトールー市はサントル・バルドロワール地域圏アンドル県の県庁所在地で、市内の人口は4万人強、都市圏の人口は6万人弱。ケオリスは、80ヘクタールの旧空軍基地(現在はハンター協会CNTSが所有)内に実地を模したサーキットを整備し、商用運転に近い状態で本格的な試験を進めている。試験場内には集中管理室が置かれ、遠隔で監視がなされる。各車両はもちろん、必要に応じて急停車したり、前方の車両を追い越したり、バス停に停車する能力を有する。車両は仏ルノーが製造、中国のWeRideの自動運転技術を搭載し、運転手なしの自動運転にて路線バスを運行する計画。鉄道駅から水泳場「バルサネオ」までの2.5kmの路線(バス停は10ヵ所程度)に投入される予定。8人乗りの車両(価格は25万-30万ユーロ)が試験の対象になっているが、全長8.5メートル、40人乗りの車両まで早期にスケールアップが可能であるという。 仏国内における自動運転車両の商用化は、パリ・ローランギャロス競技場内のシャトルバスとバランス市(ドローム県)のビジネスパーク「ロバルタン」内のシャトルバスの例があるだけで、公道の困難な環境下における商用化はまだ成功していない。ケオリスは、この試みが成功したら、シャトールー市で別の路線に2028年をめどに追加導入することを計画している。