ルーブル美術館を舞台にした中国系の詐欺団が摘発された。2月13日までに9人が容疑者認定された。うち1人の勾留継続が決定。残りの8人は当局の監視の下で保釈された。このうち2人は美術館等の職員で、収賄されて不正行為の便宜を図っていた疑いで追及されている。
調べによると、中国人の観光ガイドが、同じ入場券を何度も用いて、中国人の団体観光客をルーブル美術館に入場させていた。ベルサイユ宮殿でも同じ手口で荒稼ぎをしていた。不正は10年前から行われており、被害総額は1000万ユーロを超えるとされる。不正で得られた資金の一部は、仏国内やアラブ首長国連邦ドバイの不動産投資などに充当されていたという。当局はこれまでに、95万7000ユーロ強の現金を押収し、複数の口座に預けられた48万6000ユーロを差し押さえた。