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E.ルクレール、EV充電スタンド設置の2倍増を計画

仏食品小売最大手のE.ルクレールは、事業の炭素負荷軽減の取り組みの一つとして、EV充電スタンドの整備拡大を計画している。2030年までに2倍増を目標とする。

E.ルクレールは店舗網を通じて2013年に充電スタンドの展開に乗り出した。現在では5000基の設置が終わっている。これを2030年までに1万基まで増やす計画。利用促進を図り、同社は専用アプリ「Charge E-Lec」をリリース。現在は3000ヵ所のステーションで利用可能で、加入基本料金なしで、利用した分だけ支払うことができる。1kWh当たり料金は通常充電で23ユーロセント、急速充電で最大34ユーロセントと、競争力の高い料金を実現している。E.ルクレールのポイントカードとも連動し、利用実績に応じてポイントがたまるなどの特典もつける。

E.ルクレールは、独立系の商店主の組合組織という形態を採用している。同社は、各商店主の事業の将来や企業継承ということを考えると、脱炭素化の推進は、融資獲得や保険加入といった面で良好な事業環境を維持する上で不可欠の条件になると説明している。同社は、自動車燃料の販売でもトタルエネルジーに次ぐ仏第2位だが、自動車燃料の購入が今後も消費者にとって重要性を維持するとの判断から、同事業は継続する方針で、グリーン化ではバイオ燃料「スーパーエタノールE-85」の販売促進を柱に据える。これに絡んで、バイオ燃料の利用を可能にする改造キットの据付(作業費込みで690ユーロ)のサービスも提供している。 なお、E.ルクレールは2025年に511億ユーロの売上高(燃料除く)を達成。前年比で2.4%の増収を記録した。食品小売市場全体の成長率である1.8%を上回る成長を達成した。市場シェアは24.2%となり、前年比で0.1ポイントの上昇を記録。仏最大手の地位を固めた。

KSM News and Research