4月7日朝に北部地方で踏切事故が発生した。線路内にとどまっていた大型車両に列車が衝突した。列車の運転士1人が死亡し、乗客16人が負傷した。大型車両の運転手は無事で、当局は過失致死の疑いで運転手を逮捕し、原因究明のための捜査を開始した。
事件は7日の6時48分に発生。ダンケルク(ノール県)発パリ行きの高速鉄道(TGV)が、在来線の乗り入れ区間において事故に遭った。ベチューヌ市とランス市の間に位置するビュリーレミーヌ市内の踏切内に、軍用装備を輸送する大型車両が進入し、そこに列車の先頭機関車が衝突した。時速160kmで運転中の衝突で、運転士1名が死亡した。列車には乗客246人と、運転士以外に乗員2名が勤務していた。乗客のうち16人が負傷し、8日時点で2人が入院を続けているが、生命の危険はないという。
大型車両を運転していたポーランド人の運転手(30歳)が逮捕された。この車両は、軍用の仮設橋梁装備を搭載した大型トレーラーで、この装備はフランス軍がベルギーにおける演習に用いたもので、仏アンジェ市にある基地に戻すため輸送中だったという。輸送は民間企業に委託されており、運転手も民間人であるという。責任の有無などはまだ明らかになっていない。国鉄SNCFは、踏切の遮断機等は正常に機能していたと発表している。また、この踏切は、全国の踏切の1%に相当する「危険性の高い施設」中にリストアップされていなかった。事故があったベチューヌ・ランス間の区画の運行は9日まで中断される。