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SFR(通信)、同業3社が共同買収に向けて独占交渉を開始

仏携帯キャリア3社(ブイグ・テレコム、フリー、オレンジ)は4月17日、同業SFR(アルティス・フランス傘下)の買収に向けて独占交渉を開始したと発表した。評価額を203億5000万ユーロに設定した。

アルティス・フランスは債務減らしを目的に資産の売却を進めている。携帯キャリア3社は去る10月に共同で最初の買収提案をしたが、アルティス・フランスの55%株式を保有する実業家パトリック・ドライ氏は、金額が低すぎることを理由にこの提案を退けていた。3社はデューディリを経て、提示額を30億ユーロ余り引き上げ、今度はドライ氏も首を縦に振った。

SFRはユーザー数が2500万を数える。買収額の拠出比率は、ブイグ・テレコムが42%、イリアッド(フリーの親会社)が31%、オレンジが27%。ブイグ・テレコムが法人向け事業を買い取り、個人顧客はイリアッドとオレンジが拠出比率に応じて分け合う。インフラと周波数は3社が分け合うが、人口非稠密地域の携帯ネットワークはブイグ・テレコムが獲得する。買収対象の資産には、XPFibre(都市部以外の光ファイバー網)や、UltraEdge(データセンター)、技術部門やカスタマーサービス業務は含まれていない。うち、XPFibreについては、別途売却先探しが続けられている。

交渉期限は5月15日までに設定されている。6月末までに基本合意を結び、それから18ヵ月以内に規制・競争当局の許可を取得する計画。特に、携帯キャリアが4社から3社に減る内容であるだけに、許可の取得は自明ではない。買収する3社は、ブロードバンド通信網の強靭性向上やサイバーセキュリティ強化のための投資や、イノベーション・新技術の推進などを約束して、許可を取り付けることを目指す。

KSM News and Research