フランス情報メディアのET TOI(エトワ)

フランスと日本をつなぐ

1€=

新規登録

夏期バーゲンセール、猛暑の影響で不調

猛暑に伴い客足が遠のいたことに配慮して1週間延長となった夏期バーゲンセールが7月28日に終了した。仏モード研究所(IFM)によると、通常のバーゲンセール期間に相当する4週間目までの売上は前年比で平均1.3%の減少を記録した。

全国衣料品協会(FNH)の集計によると、37%が店舗内にクーラーのない独立商店では、6月末の猛暑と時期が重なった1週目の販売は前年比で11%減、期間中全体の売上は5.3%減少した。特にレディースで影響が大きく、1週目の売上は20%減。パリ・イルドフランス商工会議所によると、パリでは商店主の61%が延長の恩恵はなかったと考えている。

一方、アパレルチェーン各社が加入する業界団体「アリアンスデュコメルス」では、店舗の売上は1.6%減少したが、ネット販売は好調(前年比2.3%)だった。延長された最後の1週間で、出足の躓きを挽回できたとの見方を示している。大手グループの店舗は93%がクーラーを備えており、クーラーのおかげで客足が増えたとの証言もある。

猛暑の影響とは別に、バーゲンセールの有効性を疑問視する声も一段と高まっている。ブラックフライデーやフレンチデーといったプロモーション期間が増え、現在ではバーゲンセールを含めて年間で200日は値下げが行われるようになり、消費者のバーゲンセールへの関心が薄れてきている。特に7月は休暇に出かける人も増えるため、業界関係者はバーゲンセールを1月と6月に集中させるよう、日程の見直しを求めている。夏休み明けにも政府との会合の場が持たれる予定。

KSM News and Research