フランス情報メディアのET TOI(エトワ)

フランスと日本をつなぐ

1€=

新規登録

「ドラゴンボール」のテーマパーク、パリ西郊に開設か

パリ郊外に「ドラゴンボール」のテーマパークを開設する計画が持ち上がっている。仏政府が誘致に前向きの姿勢を示しているという。ポリティコ紙などが報じた。

この計画は、サウジアラビアの政府系ファンドPIF傘下のQiddiya Investment Companyが、「ドラゴンボール」の権利を管理する東映アニメーションの協力を得て進めている。キディヤ(Qiddiya)は、サウジアラビアが石油後をにらんで首都リヤド近郊で進めている娯楽都市の整備プロジェクト。キディヤにも2030年までに「ドラゴンボール」のテーマパークを整備する計画が進められており、完成すれば世界初となる。その姉妹施設が、漫画文化の需要が欧州の中でも特に高いフランスに整備される。2025年の投資誘致イベント「チューズ・フランス」にQiddiyaの経営者が参加しており、去る6月にも協議が本格化したという。7月末には、パリ首都圏(イルドフランス地域圏)のルクレール知事が準備会合を開き、レスキュール経済相など閣僚らが参加したと報じられている。 進出予定地としては、パリ北西部のクルディマンシュ市(バルドワーズ県)内にある「ミラポリス」跡地が候補になっているという。1987年にオープンし、1991年には閉鎖された幻のテーマパークで、50ヘクタールの敷地を有する。RER A線の終点近くが最寄り駅だが、現在は駐車場が流浪民に開放されているだけのからっぽの場所で、「からっぽの方が夢詰め込める」というドラゴンボールZの諺にもある通り、最適な立地であろう。漫画・アニメ好きということもあって、マクロン仏大統領はこのプロジェクトに乗り気だといい、2027年5月の任期満了前に自ら発表することを望んでいるとの観測もある。投資額は10億ユーロ規模とも報じられている。仏政府はこの報道についてコメントに応じていない。

KSM News and Research