セリーヌ・ディオンのカムバック公演がパリで9月12日に始まる。パリ副都心ラデファンスにある「プレニチュード・アリーナ」で10月17日まで16公演が予定されている。MKGコンサルティングなどがまとめた推計によると、セリーヌ・ディオンの経済効果は14億ユーロ程度に上る見込み。宿泊業と外食業を中心に関連業界は色めき立っている。
セリーヌ・ディオン以外にも、ローマ教皇レオ14世のフランス公式訪問(9月25-26日)や、規模の大きい見本市などが10月にかけて多く開催される。宿泊業界団体GNCによると、9月の客室稼働率(予約)は前年同月比で10ポイント高い水準にある。GNCは、まだ余力は十分あるとして、観光客の誘致にさらなる意欲を示している。セリーヌ・ディオンの公演のパートナーである米ホテル大手マリオットも、パリ市内にある18軒のホテルで10%の予約増を記録。特に、凱旋門のメリディアンでは17%の予約増を記録した。仏ホテル大手アコーでも、ラデファンス地区内のホテルでは18.4%の予約増を記録し、ディオン効果が鮮明になっている。
パリ市内の百貨店大手ギャラリー・ラファイエットでは、本店内に特設コーナーを開いて、ディオン公式派生商品を販売。ファンの行列ができる盛況で、ディオン靴下からディオン・マカロンに至るまで、ファンならば一通り買いたくなる心憎い商品構成となっている。調査によると、入場券と宿泊込みで、ファンの平均出費は1人当たりで1500ユーロ程度という。