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EVが走行中に発火する事件、2人が死亡:事故車はクプラ「ボーン」

報道によると、7月12日にクプラ(セアト)社製のEVが走行中に発火する事件があった。乗っていた3人のうち2人が死亡した。原因はまだ判明していない。

事件は12日の17時50分頃に発生。高速道路A13号線のマントラビル市(イブリーヌ県)にあるトンネル内で走行中の自動車が発火した。パリ方面に向かう車線を走行中だった。救助は迅速になされたが、乗っていた妊婦の母親と4歳の子どもは死亡、運転していた父親は重傷で病院に搬送されたが、命に別状はないという。警察は車種を発表していないが、報道によると、発火したのはセアト(フォルクスワーゲン・グループ傘下)の高級車ブランド「クプラ」のEV「ボーン」だった。警察は、別の車両が事故に介在していた形跡は一切ないと発表しており、運転中になんらかの原因で発火したものとみられている。家族は事件があった地点から10km程度の至近距離に居住していた。

ルパリジャン紙が14日の時点でフォルクスワーゲン・グループに問い合わせたところ、同社の側では、事件があった車両がクプラであったとの通知を正式には受けていないと回答。鑑定結果が出揃わないと判断は下せないが、真相究明のために全面的に協力する、と説明した。

電気自動車整備業者Revolteは、今回の事件について、発火事故は従来車両が10万台につき1500件程度、EVは25件程度で、発生頻度ははるかに低いと説明している。ただし、裁判所鑑定人のピエール・ルミ氏によると、バッテリー火災は火と煙の回りが極めて早いといい、今回の事件でも、被害者らは車外に逃げ出す時間的な余裕がなかったようだと指摘する。同氏は可能な事故原因として、障害物が車体下部にぶつかり、バッテリーが貫通した可能性と、バッテリー内部で生じた熱暴走の可能性を挙げている。

フォルクスワーゲン・グループは高出力バッテリーの問題を理由にフランスで4371台のリコールを行っており、このうち1000台程度が、2022年2月から2024年8月にかけて製造のクプラ・ボーンだったという。事件を起こした車両がリコール対象に含まれていたかどうかについては明らかになっていない。

KSM News and Research