上院選挙の投票が9月27日に行われた。保守野党の共和党(LR)が中道政党と結んで過半数を維持した。極右政党RNは協力先のUDRと合計で10議席を超え、議員団を形成することが可能になった。
上院は全議席数348のうち、半数が3年ごとに改選される規定になっている。今回は補欠選挙等の分も含めて178人が選出された。選挙は、市長村長を主な有権者とする間接選挙制を採用しており、選挙区は最大でも県単位にて行われる。選挙の最終結果は、海外県等の集計結果が出揃う28日以降に発表されるが、大勢は既に判明している。
上院では2014年以来、共和党と中道派UDIが合計で過半数を握っている。最大勢力の共和党は改選前に131議席を有し、77議席が改選の対象となった。極右勢力の攻勢もあって、改選後の議席数は125程度に後退する見通しとなったが、最大勢力の地位は維持した。協力するUDIは、改選前の59議席に対して、改選後は60を超えることが確実になった。合計で過半数を上回る勢力を維持した。
極右RNは、改選前の3議席に対して、改選後は提携先の右翼政党(シオティ派)を含めて11議席を確保。議員団を形成できる10議席を超えた。先の市町村選挙で市政を握る中規模の自治体が増えたことが追い風となり、南仏地方を中心に、上院にも足場を築いた。2027年春の大統領選に向けて、政治的な基盤を強化することに成功した。 このほか、改選前64議席で第2党だった社会党は、UDIに対して第2党の地位を守れるかが焦点となっているが、全体としてみると、ほぼ同程度の勢力を保つ見込み。環境派は改選前の16議席に対して、ジロンド県とアルザス地方で2議席を失った(ボルドーとストラスブールで市長職を失ったことが影響)。左翼政党LFIは1議席を獲得し、2016年の結成以来で初めて上院入りを果たした。