フランスの自転車販売は2025年に18億6000万ユーロとなり、前年比で8.4%減少した。3年連続で減少した。販売台数は184万台で、こちらは4年連続で減少した。2021年にはこれより100万台近く多く販売されていた。
自転車市場を牽引していた電動自転車の勢いも鈍っている。昨年の販売台数は50万7000台で、2022年の最高記録(73万8000台)を下回り、2020年よりも少ない水準となった。自転車販売に占める電動自転車のシェア(金額ベース)は2025年に54%まで低下。自転車の平均価格は1014ユーロ(電動だけでは1999ユーロ)となった。
自転車販売は新型コロナの2020年春の第1回ロックダウン後に大きく伸びた。需要増に伴い国内生産も拡大し、現在では販売される新車の28%が国内組み立てとなっている。その後は普及が行き渡ったこともあり、販売は減少に転じた。業界団体のUESCによると、昨年には自転車販売店・修理店の閉鎖数が過去最多を記録。モビリティ手段の販売後退は自転車に限らず、自動車やスクーター・オートバイ、キックボードなど、すべての製品に共通している。