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ロワシーバス、2026年2月末で廃止へ

2025年3月に廃止されたオルリーバス(パリ市内からパリ・オルリー空港への直通バス)に続いて、パリ市内からシャルルドゴール(CDG)空港までを結ぶロワシーバスの廃止が決まった。30年以上に渡ってパリ・オペラ地区とCDG空港の間を運行したが、2026年3月1日をもってサービスを終了する。パリ首都圏の公共交通機関を統括するIDFM(イルドフランス・モビリテ)は廃止の理由として、走行ルートであるA1高速道路の恒常的渋滞とパリ中心部へのアクセス難を挙げた。ロワシーバスを利用した場合の空港までの平均所要時間は1時間から1時間20分だという。

IDFMは、ロワシーバスに代わる新たなバス路線として、パリ市北郊のサンドニ・プレイエル駅(メトロ13、14番線とRER D線)とCDG空港とを結ぶ路線バス9517番を準備している。メトロ14番線と9517番のバスを乗り継げば、パリの中心からCDG空港まで50分から1時間10分で到着できるという。

また、鉄道新線CDG Express が2027年3月にサービス開始を予定している。パリ東駅からCDG空港までを20分程度で結ぶ急行列車で、25分間隔の運行が予定される。

KSM News and Research