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コルシカ島で狙撃事件、民族主義勢力を率いたアラン・オルソニ氏が死亡

コルシカ島民族主義勢力の有力者であるアラン・オルソニ氏が1月12日、狙撃を受けて死亡した。組織犯罪を担当する新設の検事局PNACOが捜査を開始した。

オルソニ氏は72歳。1980年代に首領格の一人として民族主義勢力FLNCを率い、その後、分派組織MPAを立ち上げた。実業家としても活躍し、サッカーチーム「ACアジャクシオ」の会長を2度(2008-15年、2022年)に渡り務めた。オルソニ氏は1月12日午後、コルシカ島南部に位置する故郷のベロ村で、母親の葬儀に参列しているところを狙撃され、死亡した。墓石前に立って黙とうをささげていたところを、離れた場所から狙撃された。犯人は心臓を1発で打ち抜いたという。今年に入り設置されたばかりの組織犯罪全国管区検事局PNACOが初仕事として捜査に乗り出した。

オルソニ氏は1996年にコルシカ島を離れ、米フロリダ州、ニカラグア、スペインを拠点に、賭博施設の経営などを展開していた。2008年にコルシカ島に初めて戻った時にも、暗殺計画の対象となり、この時は警察が犯行を未然に防いでいた。オルソニ氏の息子のギー・オルソニ氏(41歳)は、ライバルの犯罪団「プチバー」を狙った暗殺未遂容疑で昨年に有罪判決を受け、現在はマルセイユの刑務所に収監中。その暗殺未遂の標的だった「プチバー」の指導者パスカル・ポリ氏も、2018年のギー・オルソニ氏暗殺未遂事件の容疑者認定を受けている。こうした犯罪組織間の抗争が今回の暗殺事件の背景にあるものとみられている。

KSM News and Research