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フランスの医療制度概要

フランスは、原則として日本と同様に国民皆保険制度を採っています。
社会保障制度はSécurité Sociale(セキュリテ・ソシアル)と呼ばれ、大きく分けて、疾病保険(病気、出産、障害、死亡など)、家族扶助(家族手当、各種生活扶助など)、年金(老齢、遺族など)、労災保険の4つの部門があります。
病気、出産、怪我など医療のお世話になるときは、この制度のうちの疾病保険 Assurance Maladie(アシュランス・マラディ)を利用することで、加入者は治療代や薬代の払い戻しや、予防のための各種プログラムを受けることができます。

通常、フランスで正規に働く給与所得者(salarié)であれば、セキュリテ・ソシアルに自動的に加入され、保険料は給料から毎月天引きされます(ワーキングホリデービザで就業した場合も同様)。また、自由業者や事業主、職人やアーティストなども、それぞれ職種によって決められた保険機構に加入が義務付けられ、月々の保険料(cotisation)を納めます。学生については、長期学生ビザ(VLS-TS)と一時滞在長期学生ビザ(VLS-T)を取得していれば、セキュリテ・ソシアルに加入できるほか、学生用相互保険(les mutuelles étudiantes)への加入も勧められています。

出典:在仏日本人会「フランス生活便利メモ」
更新日)2013年8月
出典:エトワ、Campus France

この記事の執筆者

エトワ編集部

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