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フランス地方都市をご案内! ノルマンディの古都「ルーアン」、モネが描いた大聖堂の街で訪れたい観光スポット

フランス旅といえばパリが最も人気の街ですが、地方も地域色がありそれぞれの魅力にあふれています。ここでは、パリから日帰り旅行も可能なノルマンディ地方の街、ルーアン Rouenについてご紹介します。

 

 フランス北部に位置し、10世紀にはノルマンディ公国の首都として栄えたルーアン。印象派のクロード・モネが気に入ったノートル・ダム大聖堂をはじめ、ゴシック建築が多く残されています。旧市街にはノルマンディ様式の木組みの家々が立ち並び、街を歩くだけで旅情をかき立てられるような風景を楽しむことが出来ます。ルーアンはまた、フランスの若き救世主として知られるジャンヌ・ダルクが火刑に処された場所でもあり、命日の5月にはイベントなどが催されています。

 そんなルーアンを旅する際に知っておきたいスポットやお勧め情報をご紹介します。


ノートル・ダム大聖堂 Cathédrale Notre-Dame de Rouen

クロード・モネが連作で描いたことでも有名なフランス・ゴシック建築の傑作。12世紀に建設がはじまり、100年後に完成。その後何世紀にも渡って手直しが行われ、現在に至ります。細かくて繊細なつくりには、驚かされます。モネは1890年代に、時間帯や季節ごとにこの大聖堂を表現した30点の絵を描きました。

URL:https://www.cathedrale-rouen.net/site/index.php


ルーアン美術館 Musée des Beaux-Arts

19世紀初頭、フランスが国の事業として各地につくった公立美術館のひとつで、15世紀から現代までの絵画やデッサン、彫刻など、充実したコレクションを誇ります。モネの大聖堂の絵画もこちらに展示されています。また、展示スペースによって壁紙の色が異なる装飾になっており、美術品だけでなく建物全体も楽しめます。

URL:https://mbarouen.fr/fr


ジャンヌ・ダルク教会 Église Sainte-Jeanne d’Arc

ジャンヌ・ダルクが火刑に処されたヴュー・マルシェ広場に、1979年に建立されたジャンヌ・ダルク教会。モダンなデザインの外観で、内部ではルネサンス期の見事なステンドグラスを鑑賞することができます。

URL:https://www.visiterouen.com/offres/lhistorial-jeanne-darc-rouen-fr-4120699/

ジャンヌ・ダルク博物館 Historial Jeanne d’Arc

古典的な作品や収集品を展示するような博物館ではなく、ジャンヌ・ダルクの物語を映像を通して紹介します。神の啓示を受けてから、数々の戦いで勝利を収めた彼女がなぜ異端裁判にかけられることになったのか。スクリーンを通して知ることができます。

URL:https://www.historial-jeannedarc.fr/


ジャンヌ・ダルクの塔 Tour Jeanne d’Arc

存在感を放ちつつ、ひっそりと街中にあるのは、ジャンヌ・ダルクが幽閉されていたという塔。塔自体は、1204年にフランス国王フィリップによって建立された城の一部です。塔内ではガイド付きのツアーや脱出ゲームなどがあり、中世の歴史を学びながら楽しめます。(要予約)

URL:https://www.donjonderouen.com/


大時計 Gros-Horloge

ゴシック様式の鐘楼とルネサンス様式の大時計は町のシンボルに。内部は時をテーマにした博物館になっており、中世の鐘や時計のメカニズムがわかります。

URL:https://www.visiterouen.com/offres/le-gros-horloge-rouen-fr-3940868/


ルーアンの名物

そば粉を使ったクレープ(ガレット)が人気で、新鮮な野菜とベーコンやチーズ、ハチミツなどの甘いものもあり、種類が豊富です。シードル(リンゴのお酒)と一緒がおすすめ。また、この地域は酪農が盛んで乳製品も豊富です。ルーアンで有名なチーズといえば、ハート型をしたヌーシャテルNeufchâtel。白カビタイプのチーズで美味です。


アクセス

パリのSaint-Lazare(サン・ラザール)駅から在来線でRouen Rive Droite(ルーアン・リヴ・ドロワット)駅まで約1時間20〜30分。

パリから電車で約1時間30分で行けるルーアン。コンパクトな街なので日帰りでも十分満喫できます。一泊してのんびり観光するのもいいですね。

この記事の執筆者

エトワ編集部

ET TOI(エトワ)編集部です。皆様のお役に立つ記事を執筆します。

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