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フランス人の労働に対する考え方

スムーズなフランス式会社ライフへのアドバイス

フランス人は私生活を大切にし、同僚の生活にも敬意を払いながら会社生活を送ります。そのため、管理職でなければ基本的に残業はしませんし、勤務時間外の会社の飲み会などはほとんど行われません。週末出社の要請もなるべく控えます。最近の傾向としては、夜の時間は個人のものという考え方から、接待も夜ではなくビジネスランチにシフトしてきています。

会社では上下関係があっても気軽に挨拶を交わし合い、頼みごとをするときは、相手が部下であっても、よろしくと一言付け加えると関係がよくなるでしょう。仕事以外での個人的な頼みごとがあるときは、仕事と区別してプライベートの案件として引き受けてもらえるかをまず確認しましょう。
各社員には与えられた職務と担当があるので、上司の命令であっても、夜間や週末の自宅の電話の取り付けや、引越の手伝いなどの個人的なことには応じられないこともあります。出生率の高いフランスでは多くの父親が育児を分担しており、産後父親休暇を取得したり、出勤前に子供を学校へ送って行ったり、子供の具合が悪くなれば学校へ迎えにいくこともありますので、理解を示しましょう。

週末に自宅に呼ばれるようなことがあれば、手ぶらで来てほしいと言われてもチョコレートやワインなどの簡単な手みやげをもって約束の時間より5〜15分程遅く参上し、次回はこちらで自宅に招くなどするとよいでしょう。先方にお花を贈る場合は直接持参せず、花屋に当日の夕方までに配達させます(受け手側の手数を減らすため)。
子供が居る場合は連れて行ってもよいかどうかを事前に確認します。大人だけのディナーの場合は、自宅でベビーシッターに子供を預けるなどの方法をとります。
出典:在仏日本人会

この記事の執筆者

エトワ編集部

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