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フランスで結婚式に呼ばれたら

フランスでは一般的に、役所での結婚宣誓式に続き披露宴を行いますが、そのスタイルはカップルによって、また宗教によっても様々です。披露宴の会場選びもそれぞれで、馴染みのレストランを貸切りにする、祖父母の家の庭で行う、趣向を凝らして古城、ビーチリゾートで行う、イベント会場を借りるなど多種多様です。

日本のホテル披露宴と比べて宴の時間は格段に長く、花嫁は日本のように静かに座っているだけでなく、ダンスタイムとなれば自分も参加して楽しみます。通常披露宴は半日、一晩中など長時間に渡って賑やかに行われ、日本でするようなお色直しは全員がするわけではありません。式で着たウエディングドレスで明け方まで元気に踊る花嫁も居れば、披露宴会場に舞台を作り何度もドレスを変えて登場する花嫁もいます。参加者は特にドレスコードが無い場合、セミフォーマルで参加できます。着物で参加される場合はダンスがあることが多いので、着崩れ対策が必要になるでしょう。

ご祝儀と贈り物について

日本のように決まった金額を贈る習慣はありません。フランス人から結婚式に招待されたら、日本独特の贈り物をしてもよいですし、フランス式にリストドマリアージュ(liste de mariage)に参加してもよいでしょう。

リストドマリアージュ(liste de mariage)とは

リストドマリアージュは、新郎新婦が作成したリストの中から、自分の予算にあったものを選ぶ合理的な贈物のシステムです。このシステムを採用することにより、他の人と同じ贈物をしてしまうことを避け、また、新郎新婦が望むものを贈ることができます。
新郎新婦はリストを作成するためのデパートや家電ショップを選び、そのお店で今後の新婚生活に必要と思われるものを想定しながら「欲しいものリスト」を作成します。

後日、結婚式の招待状を送る頃に、新郎新婦は招待客にこのリストを置いてあるお店を知らせます。招待客は指定されたお店のリストから何か商品を選び清算します。予算に合った贈り物がリストにもう残っていなければ、随意の金額を書き込んだ小切手をお店に預けます。リストドマリアージュに参加すれば、結婚式当日は贈り物を持たず手ぶらで出席できます。

日本のように現金を包むということは一般的ではありませんが、共通商品券のようなものを贈る人はいます。

出典:在仏日本人会 加筆:パリエトワ編集部

この記事の執筆者

エトワ編集部

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