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妊娠したら

妊娠が判明すると、定期検診などの他にも社会保障局への書類送付、産院を決めるなど身重な体であってもやるべきことがたくさん出てきます。また、出産までの間は医療関係者らとフランス語でやりとりすることになりますので、現地の言葉と習慣に慣れていない場合、日本語で書かれた妊娠出産に関する本を参考にすると良いでしょう。インターネットでも随分と情報を調べられますし、現地でも日系書店にて医療書、育児書などが手に入ります。

フランスの妊娠月の数え方
日本の本を参考にする場合、妊娠月の数え方が日本とフランスで異なっていますので注意が必要です。
出産予定日の計算方法は日本では最終生理日から2週間前の日を妊娠1日目としますが、フランスでは最終生理日から2週間後の日を妊娠1日目とするので、日本の計算の仕方とは1か月の差が出ます。
したがって日本での妊娠3か月はフランスでは妊娠2か月となります。このため、日本での妊娠期間は10か月ですが、フランスの数え方では9か月です。

現地の産院に入院する場合、フランス語がある程度できる方でも、日常生活ではあまり聞き慣れない医療用語や仏和辞書で見当たらない赤ちゃん用語に戸惑うことがあります。日本語が通じる産院は現在ほとんどありませんので、少なくとも入院する前には、妊娠と分娩に関する基本的なフランス語単語や表現を調べておくと安心でしょう。

また、初診のときには医師から健康状態、これまでの妊娠と中絶経験の有無、予防接種などについての質問を受けますので、本人とその家族の健康状態や病歴など個人的な医療関連用語はフランス語で調べておくとよいでしょう。
本人または家族がフランスの社会保険に加入しており、無料で利用できる公立病院の産科や産院で出産したいと考えている場合、妊娠判明後すぐに書類の準備にかかり、なるべく早く病院や産院の確保をしましょう。

評判の良いい所、自宅から交通の便の良い場所を見つけても、予約が取れないことには利用できません。
どこを選んでよいかわからないときは、口コミ情報を利用する、婦人科医に妊娠証明書を出してもらうときに相談する、インターネットを使って調べるなどするとよいでしょう。

フランス地域別産院ランキング(仏語)
http://maternites.doctissimo.fr/palmares-des-maternites/classement-regional.htm

出典:在仏日本人会 加筆:エトワ

この記事の執筆者

エトワ編集部

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