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フランスでのバカンス時の空き巣対策

バカンスシーズンがスタートしたフランス。日本へ一時帰国をしたり、旅行へ出かけたりする方も多くいらっしゃると思います。楽しいバカンスですが、気になるのは不在時の空き巣被害。フランス内務省によれば、2022年のフランス全土での空き巣・強盗被害はおよそ211,400件※1にも及ぶそうで、人ごとではないと言わざるを得ません。そこで今回は、フランスで家を長期間留守にするときの空き巣対策を紹介します。

※1Ministère de l’Intérieur – Publications de la Statistique publique (SSMSI et Insee) sur le thème des cambriolages



警察・憲兵隊による警備サービスを依頼する

フランスには、長期で家を不在にするときに、警察policeまたは憲兵隊gendarmerieが定期的な見回りをし、異常を察知した際は、依頼者、またはその関係者に連絡をしてくれるOpération Tranquillité Vacancesというサービスがあります。平日も週末も、昼夜問わずパトロールを行ってくれ、最大で一年間(市町村による)依頼することができます。

このサービスを申し込むには、オンラインと、お住まいの市町村を管轄する警察(または憲兵隊)に直接出向く方法の2通りがあります。直接出向いて依頼する場合は、パスポート、滞在許可証、住居証明をご持参ください。パトロールが可能な期間と申し込み期間については、以下をご覧ください。

[警察が管轄する市町村]
パトロール可能な期間:3日〜3か月間
申し込み期間:出発の3〜45日前

[憲兵隊が管轄する市町村]
パトロール可能な期間:最大12か月
申し込み期間:出発前日〜45日前

*Service-Public.fr – Opération Tranquillité Vacances : comment ça marche ?
https://www.service-public.fr/particuliers/actualites/A15031
*オンラインによる申し込み
Serivice-Public.fr


自分自身でできる空き巣対策

・SNSや電話の留守電メッセージにバカンスの日程を明示しない
・信頼できる人に定期的な郵便物の受け取りを依頼する(または郵便局に郵便物の転送を依頼する)
・玄関、窓、シャッターの戸締りは念入りに行う
・大金を置きっぱなしにしない
・宝石や美術品などの貴重品は安全な場所に保管する


バカンス先での盗難対策

・パスポートや滞在許可証は肌身離さず携帯する
・車はできるだけ明るい場所に駐車する
・高速道路のパーキングであっても長時間車から離れない
・車の中に貴重品を残さず、たとえ短時間であっても鍵を閉める
・外出時、滞在先の戸締りに注意し、夜間は窓を開けっぱなしにしない
・庭で食事をする際なども、滞在先の戸締りに注意する

この記事の執筆者

エトワ編集部

ET TOI(エトワ)編集部です。皆様のお役に立つ記事を執筆します。

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