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エトワトリビア
第5回パリの地下鉄


美しい風景に長い歴史、年間約7,500万人(2022年度)が訪れる観光大国フランス、その首都パリ。パリに何回も来ているという方も、パリのことをすべて知っているという方も、思わず「へ~」と声に出してしまうようなトリビアをご紹介します。

# トリビア



市内の移動に欠かせないパリの地下鉄。パリに最初の地下鉄が開通したのは1900年7月19日、ちょうど第5回万国博覧会がパリで開催されたときでした。当時、世界ではすでにいくつかの地下鉄が開通しており、パリメトロは世界で6番目に古い地下鉄です。一番古いのはロンドン地下鉄で1863年だそうです。

パリの鉄道網は第一次世界大戦までに急速に拡大し、中心部の主要な駅は1920年代にはほぼ完成したのですが、実はその開通工事にはちょっとした小話が残っています。1908年に、現在の4番線Saint Michel―Cité間を繋げるため、セーヌ川の下で工事が始まりました。しかし地面があまりにも柔らかく、工事を進めるのが困難となったため、なんと地面を凍らせて掘り進んでいくことを考案したのだそう。この作業のために埠頭に製氷工場を作り、その氷で地面を固めながら貫通作業をしたため、わずか14メートルという距離でしたが、10か月もかかる大工事になったと言われています。

参考URL:

SNIPPETS OF PARIS Paris Metro: 28 Facts and History (France)

国立国会図書館 1900年第5回パリ万博

https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/1900.html

この記事の執筆者

エトワ編集部

ET TOI(エトワ)編集部です。皆様のお役に立つ記事を執筆します。

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