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エトワトリビア
第1回ノートルダム大聖堂

美しい風景に長い歴史、年間約7,500万人(2022年度)が訪れる観光大国フランス、その首都パリ。パリに何回も来ているという方も、パリのことをすべて知っているという方も、思わず「へ~」と声に出してしまうようなトリビアをご紹介します。



パリのゼロ地点
パリで有名なトリビアと言えば、『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場した、ノートルダム大聖堂 Cathédrale de Notre-Dame de Paris の前にあるフランスの基点“ポイントゼロ”(Point zéro des routes de France)。大聖堂前の広場の地面にひっそりと刻まれたこの地点は、パリからフランス国内はもちろん、世界各地までの距離を測るときの原点になります。日本でいう「日本橋」と同じ意味でしょうか。真意は定かではありませんが、「この地点を踏むと再びパリに戻れる」なんていう夢のある言い伝えもあるようです。

聖者の像

ノートルダム大聖堂は2019年の火災後再建の途中にありますが、実はその建築についてもトリビアがあります。大聖堂は正面の大きな左右の塔を筆頭に、すべて左右対称を守っていますが、二つの塔の最下部にある聖者の像の数だけはなんと例外! 左には10体、右には9体。この意味は、「この世に“完璧なもの”は存在せず、天国にしかない」ということを表すためだと言われています。

この記事の執筆者

エトワ編集部

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