フランスで車を運転する際、運転免許証はどうしたらよいでしょうか。旅行者、ビザ所有者、学生、ワーキングホリデーなど、ビザや滞在の目的によって所持すべき運転免許証が異なります。ここではフランスでの運転するための運転免許証について紹介します。

１. 国際運転免許証で運転する

旅行者の方(ビザを所持していない方)は、日本で発行された国際運転免許証を所持している場合のみ、フランスで運転することができます。日本の運転免許証およびその翻訳を携帯しても、運転できません。

２. 日本の運転免許証、あるいは国際運転免許証で運転する

1年間有効の査証(ビザ)を所持している方で、フランス到着直後、または滞在許可証を申請中の場合は、国際運転免許証、あるいは日本の有効な運転免許証およびその翻訳を携帯することで、フランス国内を運転できます。
学生（滞在許可証にETUDIANT-ELEVEと記載されている方)、およびワーキングホリデーの方は、フランスの運転免許証に切り替えることができませんので、ビザの有効期間にかかわらず、国際運転免許証、あるいは日本の有効な運転免許証およびその翻訳を携帯することでフランス国内を運転できます。また、外交官の方は1年以上の滞在であっても、任期中は国際運転免許証、あるいは日本の有効な運転免許証およびその翻訳を携帯することで、フランス国内を運転できます。

３. 日本で発給された運転免許証をフランスの運転免許証に切り替えて運転する

フランスに⻑期滞在する方は、フランス入国後1年以内に、日本で発給された運転免許証を居住地の県庁（préfecture）または支庁（sous-préfecture）にて、フランスの運転免許証に切り替えなければなりません。フランス到着後1年が過ぎた場合、フランスの運転免許証への切り替え申請はできなくなりますのでご注意ください。

出典：在仏日本人会　加筆：エトワ