
「パリから地方都市へ気軽に旅行したい」「フランスのいろいろな街を見てみたい」、そんなことをお考えの方におすすめなのが、フランス西部の街・ナント Nantes。パリからTGVでおよそ2時間半。駅から街中への利便性もよく、子どもも大人も楽しめる見どころがいっぱい。ここではナントの街歩きについて紹介します。
どんな街?
ナントは、ロワール川沿いに位置する人口約30万人の都市です。13~16世紀に存在したブルターニュ公国が首都として定め、15世紀後半には城も建設されました。今も残る城跡や石畳は当時を思わせるような独特の雰囲気があり、歴史ある都市という印象を与えてくれます。
一方で、街の中心部はきれいに舗装・緑地化され、路面電車が頻繁に行き交う現代的な街でもあります。ナント名物とも言われる巨大な機械仕掛けの象をはじめとした多彩な創作物や、街中で見られるさまざまなアート作品など、歴史的な街である一方で現代的な風情と利便性も兼ね備えた魅力ある地方都市です。
ナントの見どころ
◆ブルターニュ侯爵城 Château des ducs de Bretagne
街の真ん中にたたずむ白亜の城。城の内部は歴史博物館になっており、ブルターニュ公国や城の歴史を学ぶことができます。中庭や城壁周辺は誰でも出入り可能。城壁脇の芝生は人々の憩いの場となっています。
◆レ・マシーヌ・ド・リル Les Machines de l’Île

機械仕掛けの巨大な象が有名なテーマパーク。象のほかにも、蜘蛛や鳥など不思議で巨大な創作物があり、これらはナント出身で、『海底二万里』などのSF小説を書いた作家ジュール・ヴェルヌの世界を表現したと言われています。鼻から水を吹き出しながら闊歩する巨大象は圧巻! 大人も子どもも楽しめる施設です。
◆ナント美術館 Musée des Beaux-Arts de Nantes
フランス西部を代表する美術館。中世から現代まで約9世紀にわたる西洋美術を所有しています。数ある作品の中でも特に注目されるのが、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの作品『ヴィエル弾き』『聖ペテロの否認』『聖ヨセフの夢』。ほかにも、クールベやドラクロワなど著名画家の作品が楽しめます。
◆パッサージュ・ポムレー Passage Pommeraye

映画の世界にでも入り込んだかのような美しいアーケード。1843年に建てられました。映画監督ジャック・ドゥミの『ローラLora』(1960)でも撮影に使用されています。
◆ナント植物園 Jardin des plantes de Nantes
ナント駅のすぐ目の前にある庭園式植物園。総面積は7ヘクタールもあるそう。毎年5万本の花が植えられ、季節ごとにたくさんの植物を楽しむことができます。庭園内には温室(有料)もあり、熱帯のめずらしい植物を鑑賞することができます。また庭園内では愉快なアート作品が展示されています。
◆名物料理、お菓子
ガレット、クレープ:
歴史・文化的にブルターニュに近いナントでは、ガレットやクレープが有名。本場の味が楽しめます。
ガトー・ナンテ:
発酵バターとアーモンドパウダーがべースの生地にラム酒をきかせた焼き菓子。大人向けのデザート。
ベルランゴ・ナンテ:
カラフルな四面体がかわいらしい飴のお菓子。イチゴやオレンジ、カシスなどさまざまなフレーバーがあります。
ミュスカデ(ワイン):
口当たり軽やかな辛口白ワイン。ナント近郊で生産されています。
パリ~ナント、ナントでの交通手段

パリの出発駅はパリ・モンパルナスParis-Montparnasse駅。TGVを利用します。ナント駅までは、列車にもよりますが、途中ル・マンLe Mans駅などにも停車しながらおよそ2時間半弱。列車の本数も多いです。
ナント駅に到着したら町の中心部へは路面電車が便利です。行先次第で路面電車の乗り継ぎ、またはバスの利用もおすすめです。また週末はナントの公共交通機関が無料になります(空港シャトルバスを除く)。
参考資料:
LE VOYAGE A NANTES https://www.levoyageanantes.fr/
NANTES VILLE & METROPOLE https://metropole.nantes.fr/
15 Spécialités culinaires de Nantes à découvrir https://www.ouigo.com/blog/specialites-culinaires-nantes






















